甚大な被害を受けた本牧海釣り施設。管理棟は大きく破損。防波堤の一部は敷地内部まで流されていた（９月１２日撮影）
９月８日の深夜から９日の未明にかけて関東地方に上陸した台風15号。中区・西区においても大きな被害が出ている。
住宅の一部損壊は多数あり、中区では、がけ崩れや土砂流出も数件報告されている。中区の山下町や海岸通、西区の桜木町やみなとみらいなど、海に近い地域では冠水もあった。公園などでは倒木が見られ、西区では40件以上が確認されている（９月12日現在）。
本牧海釣り施設では釣り場、管理棟ともに甚大な被害が発生し、復旧のめどは立っていない。日頃、同施設を利用していたという藤澤勇さん（45）＝中区＝は、被害状況を目の当たりにして「予想以上です」と驚いていた。
一昨年３月に開通した南本牧ふ頭につながる連絡臨海道路（南本牧はま道路）には、暴風により貨物船がぶつかり通行止めとなり、物流にも影響が出ている。
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