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本牧ふ頭「南灯台」 市の歴史的建造物に 中区では60件目の認定

文化

公開:2019年10月3日

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歴史的建造物に認定された灯台。写真左が本牧ふ頭側(横浜市提供)
歴史的建造物に認定された灯台。写真左が本牧ふ頭側(横浜市提供)

 中区内にある横浜ベイブリッジの橋脚横に建つ本牧ふ頭地先の旧横浜外防波堤南灯台が対となる大黒ふ頭地先、北灯台とともに、市の歴史的建造物として認定された。旧灯台が認定されるのは初めて。

 市は個性的、魅力的な歴史的景観を保全するため、近代建築、古民家などを歴史的建造物として認定している。これまで市内に95件あり、中区は59件、西区は6件(中区と西区に跨っている建造物も含む)。今回の認定で中区は60件目。

横浜港のシンボル

 旧横浜外防波堤南灯台及び北灯台は、1935年4月10日に建造、初点灯。本牧側は白色、大黒ふ頭側の北灯台は赤色となっており、航路を示す光波標識として長年にわたり活躍してきた。

 1989年のベイブリッジ完成後も変わらずに役目を果たしてきたが、今年3月、所管していた海上保安庁が、必要性の低下などを理由に廃止・消灯していた。それを受け市は、「横浜港を代表する貴重なシンボル」として、廃止5日後に同灯台を取得。認定に向けた専門家による調査や、歴史的景観保全委員を務める大学教授らの意見を踏まえ9月17日に認定された。

 紅白の灯塔は、外壁に小さなモザイクタイルが使用され、目地材はそれぞれの色に合わせて着色。きめ細かな外観となっている。デザインも、丸と三角形、四角形の構成によるアールデコ風を採用している。

 市都市整備局都市デザイン室は、ベイブリッジの2本の橋脚に寄り添う形となっている存在に言及。「現代的でスケールの大きいベイブリッジに対し、視覚的なアクセントになっている」とし、景観も含めた価値も高いと評価する。南灯台が、過去に一般募集で決定した横浜港のシンボルマークにも使われていることなどを挙げ、「市民に愛着ある建造物」と認定理由を話した。

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