横浜を拠点に日本の伝統文化である書道の普及発展に努めたとして、文化・芸術部門で受賞した。
取り扱い点数1万点以上の品揃えで、全国的にも有名な書道用品専門店「ゴールデン文具」の会長。店舗経営にとどまらず「書道文化を伝え、広め、継承していきたい」という想いから、ギャラリーや書道教室を開設。神奈川県代表書家展の主催や日中交流を行う。今秋新たに子ども対象の書道教室も始めた。創業120周年、同店50周年の節目となった昨年には「神奈川県優良小売店舗表彰」を受けている。
一方店舗を構える「桜木町ぴおシティ」の商店会会長、野毛地区振興事業協同組合理事長、野毛地区街づくり会会長として、野毛地区の振興にも大きく貢献している。
最初受賞を聞いた時は「まさか商売人である自分が横浜文化賞をいただけるなんて」と驚いたというが、長年携わってきた書道で受賞できたことは「商売冥利に尽きる思い」と語る。また少子化などで書道人口も減り、文房四宝(筆墨硯紙)の職人の減少、後継者不足など業界への危機感を募らせるなか、「書道にスポットを当てていただき嬉しい」と笑顔。「これからも書道の発展と地域の振興に微力ながら力を尽くし、横浜を元気にしたいと思います」と抱負を語った。
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