横浜市は、カジノを含むIRの実現に向けた説明会を西区で12月14日に開催した。林文子市長が全18区で行う市民説明会の一環で、中区、神奈川区に続く市内3回目。定員500人のところ293人が参加した。
林市長は、人口減少にともなう厳しい財政見通しなどを説明し、最大、年1200億円の財政貢献を見込むIRの有用性を指摘した。使用された資料は第1回と同様だったが、林市長は1回目よりIRによる経済波及や雇用創出の効果、財政改善の貢献などについて時間を割いていた。
質疑は初回同様に事前に所定用紙に質問を記入し、司会者が無作為に選ぶ形。参加者から2015年に市が策定した都心臨海部の開発計画にカジノは入っていないとして、IR誘致の正当性を疑問視する質問に対して、小林一美副市長は「ハーバーリゾートを生かす意味で方向性に違いはない」と答えた。
終了後、参加した中区在住の男性(56)は「市の将来をどうしたいか哲学がないと感じた」と話した。西区在住の女性(47)は「カジノでお金を落とす大富豪が来るのか疑問」と感想。西区在住の女性(40)は「(メディアでは)反対の情報が多い。(賛否ともに)公平に情報を知りたい」と話していた。
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