2月14日の港北区での説明会
横浜市が誘致を検討するカジノを含む統合型リゾート（ＩＲ）について、新型コロナウイルスの影響で延期していた６区での説明会開催を断念する方針を固めた。６月３日の記者会見で林文子市長が明らかにした。
市は昨年12月４日の中区をはじめに各区で市民向けのＩＲ説明会を開いてきた。しかし、コロナ禍で２月14日の港北区での説明会を最後に戸塚、都筑、栄、青葉、瀬谷、泉の６区は延期されていた。説明会は事前に申し込んだ数百人が公会堂などに集まることから、感染拡大防止のために開催を断念した。説明会の代替手段として、林市長は会見の中で自身がＩＲ誘致について説明する動画の配信を検討していると明らかにした。
コロナ対策の補正予算案を審議する５月の市会臨時会で林市長は「今だからこそＩＲが必要という人もいる」と予定通り事業を進める考えを明らかにしている。
中区での説明会は、開港記念会館講堂を会場に４００を超える座席はほぼ満席だった。神奈川区に続き３回目となった西区の説明会（昨年12月14日）は西公会堂で行われ、定員５００人のところ２９３人が参加した。
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