山手警察署(前田俊明署長)は現在、山手署管内の交番の歴史を振り返るパネル展を同署ロビー1階で開催している。平日午前8時30分から午後5時15分まで。11月27日の交番の日に合わせ始まった企画。12月中は展示する予定だが、その後は未定となっている。
パネル展は、同署地域企画課の小畑光巡査=人物風土記で紹介=が担当。全21枚あるA2判(594mm×420mm)パネルの構成からデザインまですべてを手掛けた。印刷は「地域のために役立ちたい」と地元企業で特殊な印刷機械を持つ本牧葬儀社(高橋愼吾代表取締役)が協力。
書庫から資料発掘
パネル展の開催に至ったのは、今年9月に同署の書庫から交番の資料が発見されたからだ。小畑巡査は「昔から住んでいる人も多い地域なので、歴史を伝えられたら、交番をもっと身近に感じてもらえるのではないか」と交番の日に合わせ準備を進めてきた。
パネルには、交番や連絡所を間取りや写真、地図などで説明。写真や地図は、新旧を比較し過去と現在の位置や様子がわかるように工夫されている。小畑巡査は建築デザインなどを学んだことから、誰でも読みやすいレイアウトにするなどデザインにも力を入れた。
同署地域課長の堀内拓哉警部は「交番の役割を改めて知ってもらうことで、交番の適正配置に関することや110番通報の在り方などについても興味を持っていただくきっかけになれば」と思いを語る。(問)山手警察署地域課【電話】045・623・0110(代表)
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