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野毛山動物園が70周年 種の保存など役割果たす

社会

公開:2021年1月1日

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開園当初の遊園地全景。動物園は遊園地の一部だった
開園当初の遊園地全景。動物園は遊園地の一部だった

 横浜市立の動物園として、市民や地域に親しまれている西区の野毛山動物園(田村理恵園長)が、今年4月で開園70周年を迎える。

 野毛山動物園は、1951年に動物園と遊園地を兼ね備えた「野毛山遊園地」として開園し、当初はインドゾウの「はま子」などを飼育展示。64年には遊園地の地下に貯水池を建設するため遊園地を閉園し、動物園の入園料も無料に。2年後の66年にはチンパンジーのピーコが入園し、現在も展示されている同園のベテランだ。72年には日本の動物園初となるコンドルの繁殖に成功。同年、園名を現名称に変更した。

 開園当初から飼育されていたインドゾウのはま子が2003年に死亡。展示場は芝生を植えて広場にし、以前より「雨天時に休める場所を」という要望に応え、ゾウ舎跡は「ひだまり広場」という休憩所に生まれ変わった。また1999年に35万人まで減少した年間入場者数は、2015年には32年ぶりに100万人を突破した。

「笑顔あふれる園に」

 同園のコンセプトは「誰でも気軽に訪れ、憩い、癒される動物園」。現在93種の動物が飼育されており、昨年の11月にはグレビーシマウマやレッサーパンダなどを迎えた。そのほかヘサキリクガメやほとんど飛べない鳥カグーは、日本で唯一の展示だ。

 また「なかよし広場」ではモルモットやハツカネズミなどの小動物と触れ合うことができ、子どもたちが間近で観察できるとともに、命に触れられる場となっている(感染症対策として閉鎖中)。先述のコンドルやオオアリクイも国内の動物園で初の繁殖に成功するなど、動物園の大きな役割の一つである「種の保存」で実績を持つ。

 コロナ禍で同園は昨年2月末から4カ月弱休園。その後平日のみの開園を経て、7月頭には通常開園となった。周年事業については通常通りの実施は困難と見込まれているが、「臨時休園でお客様がいない動物園を経験したので、笑顔があふれる場所になれば」と現在企画中だ。田村園長は「これまで長く続けられたのは、当園を愛し支えて頂いた市民・来園頂いた方々のおかげです。改めて感謝いたします」と話した。

入口前に立つ田村園長
入口前に立つ田村園長

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