大みこしの復元修繕現場を見学する関係者
お三の宮日枝神社＝南区山王町＝の例大祭が９月16日から18日まで行われる。今年は町内神輿の連合渡御がある本祭りの年だったが、感染症拡大防止のために中止となり、一部の行事と境内の催し物のみとなる。
16日は氏子町会の関係者らが出席する式典がある。境内では17日午後５時から横浜無外会による居合の奉納演武、18日午後５時からはヒビカス横浜の和太鼓奉納演奏が予定されている。17日、18日ともに日中はお囃子の演奏、午後７時から演芸会が行われ、にぎやかな雰囲気に包まれる。
大みこし 復元修繕中
毎年、例大祭で神社から氏子町内を練り歩いていた大みこしは、現在復元修繕中のため、今年の巡行はない。
同神社は２０２３年に創建３５０年を迎えるにあたり、造られてから約90年が経過し、一部に傷みが見られていた大みこしの復元修繕を行っている。「千貫みこし」とも言われる高さ４ｍの大みこしの全体的な復元修繕は初めて。昨年12月に東京の専門業者「宮本卯之助商店」に引き渡され、作業が進んでいる。５月には、氏子らが作業現場を視察し、順調に進んでいることを確認した。
復元修繕された大みこしは、来年の例大祭でお披露目される予定。神社はみこしを入れる倉庫の耐火・耐震工事や社務所の屋根の葺き替え工事なども予定しており、これらの「御鎮座３５０年奉祝記念事業」への奉賛者を広く募っている。
例大祭、記念事業の問い合わせは同神社【電話】０４５・２６１・６９０２。
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