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横浜税関が150周年 28日にそごう前でイベント

社会

公開:2022年11月24日

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中区海岸通1-1の横浜税関本庁舎
中区海岸通1-1の横浜税関本庁舎

 輸出入における取り締まりや関税の徴収などの役割を担う「税関」が、11月28日に発足150周年を迎える。前身である運上所が1859年の開国と同時に設けられた横浜は税関行政に縁の深い場所。横浜税関では業務内容を広く知ってもらおうとスタンプラリーの実施や28日にはイベントを企画している。

 運上所が設置されたのは横浜を含む3つ。開国まで日本と外国を結ぶ唯一の港があった長崎、また北海道の箱館(函館)に同時期に設けられた。その後、税金と関所の役割に由来する「税関」という呼称に1872年11月28日に統一された。

 現在は東京や名古屋、大阪など全国を9つに区分。横浜税関の管轄は、国際コンテナ戦略港湾である横浜港・川崎港を持つ神奈川県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県(成田は東京税関)の6県におよぶ。

 輸入が禁止されている覚醒剤や大麻などの不正薬物、また拳銃、爆発物、化学兵器原材料、通貨、証券、わいせつ雑誌、偽ブランド品、海賊版などの知的財産を侵害する物品などを取り締まる。昨年4月には横浜税関において覚醒剤297kg(末端価格178億円相当)を摘発。また、関税や消費税などの徴収も重要な役割で、横浜税関において2020年度は1兆2857億円を徴収している。

 本庁舎は、クイーンの塔で広く親しまれており、戦後は連合国に接収され、GHQの最高司令官、マッカーサーが一時執務をしたともいわれている。1階には税関のイメージキャラクター「カスタム君」が出迎える資料展示室(入館無料)があり、税関の業務に理解を深めることができる。

検査機器の体験も

 11月28日には、そごう横浜店地下2階の正面入口前で「税関150周年記念税関展」が開かれる。金属探知機などの検査機器や手荷物検査の体験、ブランド品の偽物・本物の展示、麻薬探知犬によるデモンストレーションなどが行われる。またカスタム君との記念撮影もできる。

 27日までスタプラリーも実施されており、横浜みなと博物館(税関パネル展実施中)と海上保安資料館横浜館、象の鼻テラス、本庁舎資料展示室の4カ所をめぐるとオリジナルキーホルダーの贈呈も(数量限定)。

 横浜税関広報広聴室は「税関の役割を知っていただき意見をいただいてよりよい税関行政につなげていきたい」と話す。

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