ギャンブル依存症を考える公開勉強会が3月14日に中区で行われ、約600人が参加した。
山下ふ頭再開発において検討材料の1つであるカジノを念頭に、その弊害として懸念されているギャンブル依存症について理解を深めることが目的。横浜港運協会が主催した。講師は、國學院大學名誉教授で日本社会病理学会前会長の横山實さんが務めた。
横山氏は、ギャンブル依存症は自覚がないため、自ら治療を受けることが難しいという特性を紹介。また、専門的な医療機関が少なく、さらに2017年度の国家予算における依存症全般の対策費はわずか5億円と「非常に貧弱」と指摘していた。国会に提出されたギャンブル依存症対策基本法案については、対策の骨格が示されているだけで実効性の有無が不明と疑問を投げかけた。
主催の横浜港運協会は、以前から臨港地区へのカジノ導入には反対している。
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