がけ地や狭い道路が多く地震による延焼火災の危険性が高いとされている中区本郷町3丁目で、新たな防災広場が2月に完成した。市が無償で土地を借り受け、災害対策が必要な自治会町内会が防災施設を整備できる制度を活用したもの。同制度が適用されるのは、これが初の事例となる。
広場は約290平方メートル。マンホールを活用した災害用トイレ、湧水と直結した雨水タンクのほか、防災倉庫にはかまど3台やテント、投光器、住民が自作した組み立て式の机などが保管されている。同地にはもともと所有者不明の古い空き家があったが、2年かけて調査を行い解体した。
本郷町3丁目第1町内会の竹内理裕会長は「平常時は地域のためのイベントにも活用できるのではないか」と話した。
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