神奈川交通安全協会(須藤照彦会長)は8月29日、神之木町交差点付近で区交通安全対策推進協議会(岡田優子会長)や神奈川警察署(小久保雅史署長)とともに「死亡事故抑止対策」キャンペーンを実施した。事故のあった現場に赴いての迅速な抑止活動の徹底は市内初の試みで、関係者から注目を集めている。
道路交通の安全を目的に、全国各地で活動している交通安全協会。神奈川警察署内に事務所を置く神奈川交安協は、今年度の活動方針として「死亡事故抑止対策」を掲げ、交通死亡事故の増加に歯止めをかけようと独自の取り組みを行っている。
市内でも珍しい同協会の事故抑止対策として注目されているのが、事故発生現場に赴いての迅速な注意喚起だ。具体的には、死亡事故が発生した場合は、間髪を入れず現場付近を訪れ、赤信号で停車するドライバー一人ひとりに注意を呼び掛ける。神奈川区内では、今年に入りすでに5件の死亡事故が発生。8月24日には、神之木町交差点でダンプカーが歩行者を巻き込む死亡事故があった。これを受け、同協会は今回もドライバー40人に注意を呼びかけるなど、迅速に事故発生現場で抑止活動を行った。
同協会の藤原和則事務長によると、「死亡事故の発生現場付近での迅速な抑止活動なので、運転手の受け取り方は真剣そのもの」と効果を実感しており、「足を使った地道な活動を続け、死亡事故の抑止につなげたい」と話している。
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