神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2012年1月19日 エリアトップへ

百人一首競技大会 全国から492人集う 横浜隼会(はやぶさかい)が普及に一役

文化

公開:2012年1月19日

  • LINE
  • hatena
参加者が熱戦を繰り広げた
参加者が熱戦を繰り広げた

 第93回全国百人一首かるた競技横浜大会が1月15日、神奈川トヨタ本社(栄町)で行われた。今大会は、有段者から初心者までの老若男女が4つのクラスに分かれ実施。全国各地から例年より100人以上多い492人が参加し、熱戦を繰り広げた。

 約200畳が敷き詰められた会場。1対1で向き合う畳の上は、熱気と緊張感が漂う。張りつめた静寂の中、詠み手が声を発した瞬間、手が飛び交い、札が飛ぶ。1試合にかかる時間は1時間超。朝から始めたトーナメント大会は、8回戦となる決勝戦まで残ると、すっかり夜となっていた。

 競技かるたの第一人者で5期頂点に立つと与えられる「永世クイーン」の称号を持つ渡邊令恵さん(神奈川トヨタ勤務)は、「長時間の集中力持続とともに、肉体的にも大きな負担を強いられる厳しい戦いです」と大会を説明する。競技かるたは、滋賀県大津市近江神宮での「名人戦・クイーン戦」を頂点に、年間約60回の全国大会を開催する。全国には100を超す同好会があり、日々練習や普及活動に励んでいる。創立100周年を迎える「横浜隼会」は、その筆頭だ。隼会では、講師として会員を派遣するなど、日本の伝統文化を伝えている。さらに、競技かるたを題材にした漫画『ちはやふる』の影響もあり、近年、愛好家は増加傾向にある。

 教育現場でも、授業に競技かるたを取り入れる学校が増えている。幸ヶ谷小学校では、国語の授業の一環として競技かるたを取り入れている。日頃の学習成果を発揮する場として実施される夏冬2回の集会には、全校児童が参加。小学校で使用しているは、「五色かるた」と呼ばれる20枚の簡易なものだが、1年生でも全て暗記している児童もいるという。
 

神奈川区版のトップニュース最新6

工場見学が累計30万人

日産自動車横浜工場

工場見学が累計30万人

愛され続けて90年

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

デジタル端末貸与を実現

神奈川工業高定時制

デジタル端末貸与を実現

地元企業連携では全国初

4月18日

追突事故が増加中

神奈川警察署管内

追突事故が増加中

15日まで交通安全運動

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook