「横浜醤油」で町おこし 区内飲食店がコラボ企画
横浜市内で唯一、醤油の醸造を行っている横浜醤油株式会社=松見町=の商品を通じたスタンプラリーが、7月30日から神奈川区内の飲食店でスタートした。「地産地消」をテーマに、居酒屋から蕎麦屋など5店舗が横浜醤油を使ったメニューを提供している。
同イベントは、横浜駅の隣駅である反町駅・東神奈川駅周辺の店舗が参加しているため、「横よこスタンプラリー」と名付けられた。8月6日までの8日間にわたり、「バルタン」(反町3の18の1)、「クアトロハーツカフェ」(反町1の6の6)、「カフェリーゾ」(松本町1の3の9)、「櫻庵」(反町3の23の16)、「六花」(西神奈川1の8の11)の5店舗が、横浜醤油を使ったオリジナルメニューを提供している。
地元のモノ地元が発信
同イベントの音頭をとるバルタンの山田ピートさんは、「横浜醤油や岩井の胡麻油、菅田・羽沢で採れる横浜野菜など、神奈川区の名産を知る人が意外と少ない」と憂う。山田さんは地元飲食店が地元産物を発信することで町を活性化させようと、7月初めに親交のあった4店舗に話を持ちかけ、1カ月弱という早さでイベントの開催にこぎつけた。横浜醤油の魅力について、参加オーナーからは「まろやかでとがった感じがない」「シンプルで余計なものが入っていない味」「素材の味が生かされる」という声が聞かれた。神奈川区の街並みや人を気に入り開店した店主も多く、山田さんは「次回も開催できれば」としている。横浜醤油の筒井恭男社長は「70年以上神奈川区で作り続けてきた醤油を通じて、地域の活性化に役立てて嬉しい」と喜ぶ。
スタンプラリー全店制覇で特典
馬肉料理とワインが楽しめる「バルタン」では馬肉のカルパッチョとバーニャカウダが、生パスタやフレーバーラテが評判の「クアトロハーツカフェ」ではきのこバター醤油の和風パスタと和風カポナータが味わえる。このほか、土鍋で炊いた米や米粉メニューにこだわる「カフェリーゾ」では卵かけごはん、手打ち蕎麦や湘南鎌倉野菜で話題の「櫻庵」では野菜の揚げ出し、日本酒にこだわる女性店長2人で営む「六花」では豚の角煮とハツと長ねぎのポン酢じょうゆ和えを食べることができる。なお、全店舗を回ると横浜醤油の小ボトル1本が貰える特典付きとなっている。
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