「神奈川区地域災害民間応援隊(山崎庄司代表)がこのほど、六角橋地域ケアプラザを拠点に発足した。区の歴史や地形、地政(神奈河学)を学ぶことで地域防災力を高めようと、メンバーたちは今後、月1回のペースで勉強会を行う予定だ。
同隊は、六角橋地域ケアプラザの講座「神奈河学」の参加者が母体となっている。東日本大震災をきっかけに、これまでは六角橋地域について学んできた。防災の輪を広げようと、5月から学ぶ範囲と名称を神奈川区に広げた。
毎月第4金曜日に行われている防災勉強会は、登録メンバー28人の知識を共有化することで「自助力」を向上させることが目的だ。6月26日には、事務局の柴田松弥さんが、持参した古地図と液状化マップを指差しながら「埋立地と液状化地域は見事にリンクしている。こうした地形を考慮した防災計画が必要ではないか」と持論を展開。聞いていた参加者からは「想定外を想定しなければだめだ」などの意見があった。その後、神奈川宿の様子が書かれた『金川砂子』を読み解き、防災のヒントを探った。
今後は勉強会だけでなく、戦争や震災などの体験者を招いた講話も行う予定。将来的には提言としてまとめ、横浜市に提出する方針だ。山崎代表は「歴史や地形、地政を学ぶことは、現在に役立つはず。メンバーを増やすことで共有する情報も増やしていたい」と話している。
(問)柴田さん【携帯電話】090・3905・6954
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