神奈川県の最高表彰の一つである「県民功労者」の平成27年度受賞者42人がこのほど発表され、神奈川区内から神奈川交通安全協会会長などを務める須藤照彦さん(77)=旭ヶ丘在住=が生活環境部門で選出された。7月6日には県庁本庁舎で表彰式が開催され、黒岩祐治知事から表彰状と記念品が贈られた。
この表彰は公共の福祉に貢献し、その業績が特に優れた人を広く顕彰することを目的とした県の最高表彰の一つ。68回目となる今回は、「社会福祉」「保健衛生」「産業・経済」「教育・文化」「生活環境」の各分野で活躍した県民42人が受賞。須藤さんらは6日、県庁で行われた功労者表彰式で、黒岩知事から表彰状などが贈られた。
事故減少に一役
須藤さんは、戦後初の県交通安全協会会長だった父の勧めで、地元の神奈川安協で活動を始めた。
1978年に理事、97年に副会長、そして99年からは会長を務める。リーダーシップを発揮し、警察や会員らとともに「交通安全キャンペーン」などを積極的に推進。会長就任当時、1337件だった交通事故は、2014年に652件となった。神奈川警察署交通課は「一緒に活動してきた同士のような存在。長年の功績が認められてうれしい」と喜ぶ。
今回の表彰は、半世紀にわたる交通安全の普及啓発活動と、地域における交通事故防止に優れた成果をあげたことが評価された。
現在は、横浜市安協の副会長と県安協の理事も兼任する須藤さん。交通安全協会の関係者で唯一の表彰者となったことについて、「大先輩がいる中での表彰に驚くとともに、改めて光栄な事だと思います」と謙虚に受け止めていた。
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