神奈川区が2016年度に行う「個性ある区づくり推進費(自主企画事業)」の予算案、概要がこのほど明らかになった。自助・共助による地域全体での防災力強化や商店街や農業企業などの神奈川区の魅力づくりなど4施策を柱に掲げ、1億264万円を計上した。
自主企画事業費は、区役所が地域の特性やニーズに応じて個性ある区づくりを推進するための経費だ。各区に割り当てられており、神奈川区の16年度の予算額は1億264万円で、昨年度より約116万円増加した。
4つの施策
16年度予算案では「『つながり』『安心』『温かさ』を実感できるまち『神奈川区』を目指します!」をスローガンに掲げ、「防災」「健康」「魅力」「協働」の4分野に重点を置いた。
「防災」分野は、繰り返しの必要性を重視。防災・減災のまちづくりを進めるため、自助・共助による地域全体での防災力強化を引き続き推進する。
「健康」では、区民のライフステージに応じた健康づくりの取り組みを支援し、健康寿命の延伸を目指す。特に、認知症予防や介護予防など「予防」の視点から取り組む。
「魅力」に関しては、商店街や農業企業などの区内の魅力に磨きをかけて情報発信することで、区への愛着を高めつつ来街者の呼び込みも狙う。
「協働」では、地域活動のすそ野を広げ、地域のつながりを進める。様々な課題を地域で話し合う場づくりに取り組み、第3期地域福祉保健計画を推進する方針が示された。
予算編成にあたり区総務課では「事業内容の見直しや経費削減に取り組みながら、取り組むべき課題については対応を充実させた」と話している。
自主企画事業を含む予算案は、現在開会中の市会定例会で審議され、3月25日に議決される予定。
神奈川区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>