来年創立50周年を迎える六角橋の「メガネの太田」(中村善昭代表)は、20年間欠かさず下取りや寄付で集めた眼鏡をタイに無償提供するボランティア活動を行っている。今年も10月25日から28日にかけて中村代表らが現地を訪れ、眼鏡を必要とする人々に直接手渡す。
この取り組みは、メガネの太田をはじめ日本の眼鏡店が加盟する団体「NPO法人日本―タイ王国メガネボランティアグループ」が実施しているもの。視力補正を通じてタイの人々の生活向上に繋がればと、年間で約2000個の眼鏡を無償配布する活動を20年間にわたり続けてきた。
同社の中村代表は初期メンバーとして当初からこのプロジェクトに携わっており、「送っておしまいではなく本当に困っている人に手渡ししたい」との思いから、代表とスタッフが交代で毎年直接現地に出向いている。
タイで提供されるのは寄付で集められた眼鏡のフレームを活用し、新たなレンズや部品に交換したもの。事前に赤十字の献血に参加した人を対象に配布され、現地では視力測定後にそれぞれの度数に合った眼鏡を選び、かけ具合などを調整する。
不要眼鏡を募集中
今年は眼鏡店10社20人で、チョンブリ県のスイラーシャ寺院やバンコクのパクナム寺院といった地域を訪れる予定だ。
これに伴い、同店では使わなくなった眼鏡を募集している。中村代表は「ご不要の眼鏡がありましたらお持ちください。間違いなく有効活用できますよ」と呼び掛ける。
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