菅田町で8月にあった放火とみられる不審火にいち早く気付き、初期消火と消防への通報を行ったとして、地元の自動車板金塗装業フェローワークスに勤務する井田勉さんと原和敬代表が神奈川消防署から表彰を受けた。
井田さんは8月29日夜8時40分頃、車で帰宅中に近隣企業の敷地で約3mほどの火の手が上がっているのを見つけた。中に人がいないかを確認すると、帰宅したばかりだった原代表に連絡して応援を依頼。会社に戻って消火器を持ち出すと、すぐさま火災現場に向かい消火にあたった。
連絡を受けた原代表も119番通報後に井田さんと合流し、消火活動に協力。火災現場にあった消火器など合わせて8本ほどを使い、初期消火に成功した。消防隊が到着するまでわずか10分ほどの出来事だったという。
井田さんは「消火器を使うのは初めてだったが、考える間もなく体が動いた。消せたと思ったらまた炎が上がってきて苦労した」と、現場での緊迫した消火作業を振り返った。同署では「迅速な発見と通報、初期消火がなければ、他の場所に延焼してしまっていた可能性がある。素早いご判断に感謝」と2人の対応をたたえた。
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