来春に池上小学校と統合する菅田小学校で、創立50周年式典が11月14日に開かれた。児童や教職員、PTA関係者らは、半世紀の歴史を刻んできた学びやの「晴れ舞台」を盛大に祝った。
会場となった体育館には、50周年のテーマ「かがやけ!菅田小〜めざせ!みんなが金メダル〜」にちなんで児童が考えた「金メダル宣言」という目標を書いた紙を掲示。地域の囃子保存会による獅子舞の演舞も行われ、厄除けや無病息災を祈って児童一人一人の頭を噛みながら体育館を練り歩いた。
PTAらで組織する周年実行委員会は、同校での思い出を記憶にとどめてもらおうと校名入りのボールペンや校内の写真をプリントしたクリアファイル、校章の描かれた箱を開けると校歌が流れるオルゴールなど、オリジナルの記念品を作って児童に配布。児童が書いた夢を掲載した記念誌も制作したという。
今年4月に着任した若山京子校長は、「保護者や地域の方に支えられて学校ができ上がってきたことを感じた。来年度から統合となるが、2校それぞれのよさを紡いでいってほしい」と話した。実行委員長の川越理絵さんは「温かい式になり感無量。ご縁あって小学校最後の年に周年行事に携われたことに感謝しています」と感慨深げだった。
同校は1971年、池上小学校に西菅田分校として開設された後に独立。校章には地域を象徴する田つなぎ模様を取り入れ、自然豊かな環境で児童たちを育んできた。
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