神奈川区は、今年の「神奈川区民まつり」を反町公園で10月9日に開催すると発表した。2018年以来、4年ぶりに反町公園での開催となる。
区民まつりは例年10月の第2日曜日に行っているもので、「わが町かながわ」を実感してほしいと、自治会・町内会をなどの地域団体が中心となって行われている「手作りのまつり」。例年7万人ほどが来場する、区内最大級の祭典だ。
19年は台風、20年はコロナ禍で中止となったが、昨年は初めてのオンラインでの実施に。「動画でワッショイ!コロナに負けるな 笑顔をつなげよう」をテーマに区民から動画や各種企画への応募作品を募り、動画や写真、メッセージなどをホームページや動画投稿サイト「You Tube」などで配信した。
今年は4月から反町公園での開催へ向けて準備を進めてきた。コンセプトは「笑顔」「つながる」「安全」。区内団体などが集まることで日頃の活動につなげるとともに、安全に配慮しながらコロナ禍での外出機会を創出することによる来場者の笑顔づくりなどを狙いとする。
当日はフリーマーケットやステージプログラム、抽選会は中止となるが、区内の自治会・町内会や作業所などの福祉団体、NPO法人などが、飲食や物販、ゲームなどを出店予定という。
出入口は3カ所に
過去開催時は公園のあらゆる方面から入場できたが、今回は感染症対策として出入口を3カ所に制限。入場時には検温と消毒を実施し、人が滞留するのを避けるために90分以内の退場を呼びかける。また会場内では、机と椅子が設置された限られたエリアでのみ飲食が可能になるという。
区民まつり実行委員会の佐藤潮委員長は「地域の催しも軒並み中止となる中、せめて区民まつりは無事に開催できることを祈るばかり」と話す。
当日は午前10時から午後3時30分までで、雨天決行・荒天中止。安全な開催が困難な場合は、開催中止の場合もある。問い合わせは、区地域振興課【電話】045・411・7087。
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