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中央卸売市場水産仲卸棟 土曜開放を毎週化 一般利用者の拡大図る

経済

公開:2024年5月16日

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多くの人で賑わう場内(写真は過去開催時・横浜市提供)
多くの人で賑わう場内(写真は過去開催時・横浜市提供)

 横浜市中央卸売市場=山内町=で毎月第1・第3土曜日に行われていた水産仲卸棟の一般開放が、今年4月から毎週土曜開催に拡大されている。市場開放を主催し仲卸業者の組合などで構成される魚食普及推進協議会によると、市場開放の毎週実施は全国でも珍しいといい、一般消費者が市場で新鮮な魚介類を購入する機会が増えればとしている。

 同市場の土曜一般開放は、15年近く前から始まったもの。当時は近隣の高層マンション増加や、横浜市が市場の再編を検討するなど、市場を取り巻く環境が変化を迎えつつあった。

 そうした中で、地域住民との交流や市場への理解促進を目的に始まったのが一般開放。新鮮な魚介類を直接購入することができ、当時は全国でも一般消費者向けに市場内を定期開放する試みは珍しかったという。

 現在は食育の観点から魚食普及拡大の役割も担っており、第1土曜日にはマグロの解体ショーや魚河岸汁の販売を実施。第3土曜日には「市場探検隊」と銘打ち場内施設の見学や模擬セリ体験、ご当地芸人「横浜ヨコハマ」や歌手らによるライブなどのイベントも開催している。

 同市場の魚食普及推進協議会地域交流部会が主催し、卸売業者の社長らが自ら魚河岸汁を振る舞うなどボランティアで運営。野菜や果物、花きの販売も行っている。

 時間は午前8時から10時までの2時間。最近では親子連れや外国人観光客など、毎回2千人ほどが訪れている。

背景には飲食店の減少

 より多くの人に市場に足を運んでもらうことを目的に、4月から開放日を第1・第3週のみから毎週に拡大した。

 運営の中心を担う同部会の荒井聡部会長((株)菊平代表取締役)によると、その背景にはコロナ禍による飲食店減少があったという。

 全国3番目に開設された同市場は、スーパーマーケットなどの量販店よりも鮮魚店や飲食店が主な取引先。コロナ禍によって廃業する飲食店が増えたことや、ネットの発達により産地との直取引など市場に行かなくても仕入れができる体制ができていることなどが影響し、市場利用者が減少傾向にあるという。

 そこで仲卸業者からも「毎週一般開放を行っても良いのではないか」との声が上がり、今回の毎週化に至った。

 当面は第1・第3週のようなイベントは実施せず、魚介類の販売のみを行う。4月に訪れた一般客からは「いつも第1・第3週は混みあっているので、ゆっくり品物を見て買えるのは良いですね」といった反応があったという。

 「若い世代のお客さんも『今度は夏にバーベキューで買いに来ます』などリピーターになってくれている。今後は様子を見ながら、新たな購買につながる企画を考えていきたい」と荒井部会長。

 他都市の市場では3カ月に一度や月一回の頻度で一般開放を行うことが多いと言い、「毎週開放は全国的に見ても珍しいこと。これを機に、これまで訪れたことがない人たちにも市場の雰囲気や魅力を知って頂けたら」と話した。

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