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神奈川区版 公開:2016年2月11日 エリアトップへ

区内救急出場が減少 広報積み重ね奏功

社会

公開:2016年2月11日

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 市内では5年連続最多を更新している救急出場件数だが、2015年の神奈川区内は1万1319件、昨年に比べ54件減だったことがわかった。神奈川消防署は引き続き、企業や学校などと連携しながら、予防救急(※)の積極的な呼びかけを続けていく方針だ。

 市消防局が発表した15年の市内救急出場件数(速報値)は、昨年比2225件増の17万8344件で、5年連続最多を更新した。一方、神奈川消防署によると、区内の救急件数は1万1319件で、昨年に比べて54件減少。年間1万件を超える区で減少することは珍しく、20万人以上の人口を抱える区や繁華街のある区のうち、唯一減少したことがわかった。

 また、例年インフルエンザなどが流行する影響で救急出場が増える1月についても、今年は昨年より118件少ない987件にとどまった。原因の一つとして、気温が穏やかな日が続いたことやインフルエンザの流行が遅れたことなども推測できるが、神奈川消防署は「1月前半は暖かかったが、後半は雪が降る日もあったので一概には言えない」と説明する。

予防救急に本腰

 神奈川消防署は、予防救急を普及させるための取り組みを2年前から強化している。区内の事業所や学校施設、イベントを活用して熱中症や感染症などの予防を呼びかけているほか、放送設備を持つ物品販売店舗や商店街へ予防救急の広報に協力してもらうなど、あの手この手で区民のもとへ届くよう試行錯誤を続けている。

 特に、防災指導などで区内各所へ出向いたときには、必ず季節などに合わせた呼びかけを行っており、消防署では「署員一人ひとりの日々の積み重ねが、区民の予防意識の高まりにつながったのではないか」としている。

困ったら「#7119」

 市は1月15日から、小児から成人まで全年齢の人が急病時などの相談ができる救急電話相談(#7119)のサービスを開始。症状に基づき、看護師が緊急性や受診の必要性をアドバイスするほか、受診可能な医療機関を案内している。消防署は「インフルエンザが流行っているので、うがい・手洗いの励行をお願いしたい」としている。

 ※予防救急…救急車が必要となる病気やケガを未然に防ぐための取り組み。

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