神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2021年10月28日 エリアトップへ

神大女子水泳部 インカレ総合2連覇 池江擁する日大圧倒

スポーツ

公開:2021年10月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
女子総合優勝を喜ぶ水泳部(神大提供)
女子総合優勝を喜ぶ水泳部(神大提供)

 第97回日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)が7日〜10日に東京辰巳国際水泳場で開催され、神奈川大学女子水泳部が総合優勝を果たした。創部90年の昨年に成し遂げた初優勝に続き2連覇の栄誉。粒ぞろいの選手が好成績を残し、2位の日本大学に70点近い大差を付けるなど強豪校を総合力で圧倒した。

 大会には24校が出場し、個人13種目、リレー3種目のポイント数で大学日本一の座を争った。

 神大は初日終了時点でトップの日大に40点差の7位だったが、2日目で2位に順位を上げて日大に11・5ポイント差と肉薄した。最終日は秀野由光さん(人間科学部2)が100m背泳ぎでチーム初の個人種目優勝を達成し、最終種目の4×200mフリーリレーを待たずに総合優勝を決める盤石の展開。インカレ史上8校目となる2連覇を飾った。

 表彰台を狙っていたという秀野さんは、「ライバル選手の調子が良くないと感じていたので、1点でも多く獲得してチームを勢いづけたかった」と笑顔で振り返る。初のインカレでチーム最多となる9レースを泳いだ川口茉美さん(同1)も、200m自由形で2位、4×200mフリーリレーで3位入賞に貢献するなど堂々とした泳ぎで総合優勝の立役者に。「他の大会とは全然違う雰囲気に緊張したし体力的にもしんどかったけれど、個人ではなくチームで戦う楽しさを味わえた。これからは水泳部を背負って立てるような選手になりたい」と表情に充実感をにじませた。

チームの和、躍進の力に

 挑戦者として臨み続けたこれまでと一変し、追われる立場となったインカレの舞台。池江璃花子選手を擁する日大をはじめ東洋、日体大など強豪校がひしめく中、「昨年以上に記録と順位にこだわった大会だった」と横山貴コーチは話す。

 有力校の中で、神大は唯一長水路(50m)プールを持たないなど練習環境にハンデを抱える。それでも持ち前のチームワークと序列にこだわらないフレンドリーな雰囲気を武器に、90年の歴史に恥じない結果を残してきた。「水泳だけを教えるのではなく、人を育てることが大切」(横山コーチ)という方針を掲げ、学生の本分である学業との両立を重視する点も同大の伝統だ。

 大会を終え、新キャプテンに任命された仮屋美邑さん(同3)は「マネージャーや裏方さんの支えがあったからこそ総合優勝を果たすことができた。結果で恩返しができて良かった」と感謝し、「4年生の思いを背負って戦ってきたこれまでとは違い、今度は後輩を引っ張っていく番。自分自身もさらに強い選手として成長していきたい」と決意を語った。

神奈川区版のトップニュース最新6

工場見学が累計30万人

日産自動車横浜工場

工場見学が累計30万人

愛され続けて90年

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

デジタル端末貸与を実現

神奈川工業高定時制

デジタル端末貸与を実現

地元企業連携では全国初

4月18日

追突事故が増加中

神奈川警察署管内

追突事故が増加中

15日まで交通安全運動

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook