認定NPO法人エンパワメントかながわ=台町=の阿部真紀理事長がこのほど、「チャンピオン・オブ・チェンジ」日本大賞に入賞した。ボストン在住の日本人女性、厚子・東光・フィッシュさんが創設した表彰で、地域社会の課題解決に貢献する女性に贈られる。阿部理事長は「15年間支えてくれたスタッフと応援してくださる方々のおかげです」と喜びを語った。
同賞は、2013年に当時のオバマ大統領が地域の社会問題にチャレンジし、社会貢献活動に尽力している市民に光をあてようと創設した「Chanpion of Change」賞に、ボストン在住の厚子・東光・フィッシュさんが受賞したのが始まり。厚子さんは受賞をきっかけに「日本社会で地域社会に根差し、頑張っている日本女性の活動に光をあてたい」と昨年から同賞を設立した。今年は全国から143人が他薦により応募し、9人が選出された。
子どもの力原動力に
阿部理事長が所属する法人では、暴力から子どもたちを守るための人権プログラムCAPを伝える活動を行っている。「10万人以上の子どもたちと出会うなかで、子どもから『変わることができる力』を教わりました」と子どもの力を原動力に、社会を変えようとデートDVの予防教育の普及に尽力し、全国ネットワーク構築に貢献した。そうした活動を同法人の理事を務める認定NPO法人JUONネットワークの鹿住貴之事務局長が推薦したことにより、審査を得て受賞が決まった。
表彰式は11月12日、東京で開かれた。入賞した阿部理事長は賞状のほか、協賛するティファニー製の大賞名が刻印されたボウルが贈られた。「11月に設立したばかりのデートDV防止全国ネットワークを軌道に乗せ、『暴力を受けていい人はひとりもいない』という人権を多くの人に伝えていきたい」と更なる活躍を誓った。
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