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宮前区

公開日:2011.12.16

マイコプラズマ肺炎
過去10年 最大の流行か

 市内のマイコプラズマ肺炎発症の報告が9月以降、増加している。昨年は10月、11月それぞれ1件だったが、今年は9月に2件、10月5件、11月8件。12月も11日現在ですでに9件の報告が市にあった。



 この発症報告は感染動向を把握するための基幹定点としている市内2つの医療機関から寄せられたもの。



 マイコプラズマ肺炎とは『肺炎マイコプラズマ』という細菌に感染することでおきる呼吸器感染症。5歳から12歳の子どもの肺炎の原因として多くみられるという。



 川崎市健康福祉局によると、通常は1年を通して感染がみられるが、秋から冬に多発する傾向がある。



 症状は発熱や全身の倦怠感、頭痛、痰を伴わない咳など。咳は発熱の後に出ることが多く、熱が下がってからも3〜4週間にわたって続くことがある。



 一般的に気管支炎程度ですむことがほとんどだが、肺炎として重症化することもある。患者の咳のしぶきや接触によって感染するため、家庭や学校、会社等で広がる可能性があるという。感染から発症までの潜伏期間が2週間から3週間と長いのも特徴だ。



 市では「予防はインフルエンザ等と同じ。手洗いやうがい等の対策を心がけて欲しい」と話している。



 問い合わせは市健康福祉局健康安全室【電話】044・200・2412まで。

 

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