緑と住宅の調和するまち 宮前地区連合町内会創立50周年記念シリーズその7 有馬町会
昭和61年にそれまでの有馬鷺沼町会から鷺沼、東有馬が分かれて現在の有馬町会となった。東急田園都市線開通や昭和50年代の区画整理を経て、一面田んぼや畑だった町並みは、住宅街として急速に発展した。一方、梨や植木などの農地もまだ数多く残る、区内でも有数の農業地。区画整理時に整備された大きい公園も点在するなど、「緑の残る、住みやすいまち」だという。また、センター北・南に行くバスも通り、市境を越えて人の行き来がある地域だ。
恒例行事は、有馬中央公園で毎年7月実施している盆踊り。約2000人が集まり、子ども会が仕切る出店で賑わう。地元の伝統芸能「有馬大正おどり八木節」は、西有馬小学校の運動会の演目でもあり、代々教えつがれてきた。
町会で公園愛護会を組織し、梅林公園とつつじ公園の月一回の定期清掃も行っている。エリア内にある、区内唯一の高校、川崎北高の生徒らも手伝うなど、地域ぐるみでまちの美化に取り組んでいる。
課題は、町内会への加入率。近年増えた集合住宅への参加呼びかけに力を入れる。「加入して、どんどん地域の行事に参加してほしい。参加すれば、近所の人の顔もわかるしあいさつもできる」。田畑が減少し、どんなに住人が増えても、理想は「すれ違う人に気軽にあいさつできるまち」。
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4月26日
4月19日