社会福祉法人 寿楽園 被災地で無償のミニデイ
高齢者のつどいの場になっている
区内野川の他、佐賀県や福岡県などでも福祉施設を展開する社会福祉法人寿楽園が、東日本大震災で被害を受けた宮城県石巻市雄勝町で、高齢者の介護支援を無償で行っている。
一軒家を借りて活動しているミニデイサービス「元気サロン寿楽園」。昨年12月末に開設し、活動３ヵ月目に入った。病院の送り迎えや、独居の人の安否確認、雪かきなど被災地のニーズをくみ取りながら活動を行っている。
震災の被害を見て「福祉に携わる法人として何かできないか」と考え、自分たちの経験やスキルを生かせる支援の形をとったという。職員が交代で現地入りし、サロンを支えている。
１月に現地で活動した平野哲也さんは「孤立しがちなお年寄りの交流の場にもなっている。元の生活に近づけるよう、支援を続けたい」と話した。
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