野菜や魚、肉類の旨みや甘味を引き出す手法を学ぶ市民講座が9月24日、宮前市民館で開かれた。主催は栄養士みやまえ応援団。
「50℃洗いと70℃蒸し〜人も野菜も若返る」と題された講座では発案者の平山一政さんが講師として登場。実演と試食が行われた。
平山さんは、しなびた野菜でも、50℃のお湯で洗うだけでシャキッと蘇り、甘味や旨みが格段に増して色も鮮やかになる、という現象を説明した。
これは、ヒートショック現象と呼ばれるもので熱さのショックで葉の表面の気孔が開き水分が一瞬にして吸収されるというもの。腐敗菌を抑える温度でもあり、野菜の保存性が高まるという。
また、魚や鶏肉は50℃のお湯で洗ったあと、70℃蒸しに。参加者らは「臭みが減少し食感も良くなった。目からウロコ」「これから家でもひと手間かけたい」と話していた。
同講座を企画した栄養士みやまえ応援団のひとりは「こうした講座を通じて区民の健康をサポートできれば嬉しい」と話した。
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