4機関合同の消防訓練 現場での連携強化を図る
区役所(石澤桂司区長)、警察署(松井誠治署長)、消防署(並木努署長)、消防団(吉田義一団長)による4機関合同の消防訓練が3日、区役所で行われた。4機関合同での訓練は今回が初めて。各機関から計81人が訓練に参加し、日頃の訓練を実践するとともに、火災予防と出火防止を呼びかけた。
今回の訓練は昨年7月に兵庫県宝塚市で発生した市役所での放火火災を教訓として、各機関の現場での連携強化を目的に実施された。区役所3階に来庁した何者かが暴れ、放火、逃走したという想定のもと、区役所職員による初期対応、県警では初となる実際の110番指令による出動、警察官による逮捕術の実演、消防隊・消防団による人命救助活動、火災防御活動など一連の動きを行った。
また当日は1日消防署長を学校法人持田学園有馬白百合幼稚園の持田進吾園長、消防各部隊の1日隊長を同幼稚園の園児5人が務め、放水の指揮をとるなど、現場の緊張感を体験した。
訓練について石井消防副署長は「持田園長の参加などで地域一体となって訓練ができ、まちの安心安全を呼びかけることができた」と述べ、松井警察署長は「機関を超えてお互いの顔を認識できた。今後も合同訓練を行っていきたい」と話した。1日署長を務めた持田園長は講評で「日々地域の安心と安全を守っている各機関の方々に感謝したい。参加した子供たちの勉強にもなる合同訓練を今後も続けてほしい」と話していた。
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4月26日
4月19日