すくらむ21 女性視点で避難所運営本 市内初の発行
川崎市男女共同参画センター(すくらむ21、三橋君枝館長)はこのほど「男女共同参画の視点でつくる『避難所運営ガイド』」を発行した。被災時における女性ならではのニーズに配慮したガイドブックは市内初。全市の自主防災組織などに配布するほか、同センターのウェブサイトからダウンロードできる。
2013年5月、内閣府男女共同参画局が防災・復興の取り組み指針を全国に発表。この指針に基づき、同センターは独自に被災者から避難経験談を収集し、避難所運営に生かしてもらおうとガイドブックにまとめた。
オールカラーでA4判、全26ページ。運営の基本、集団生活を続ける上での注意点などをイラスト、写真入りで解説している。
特徴は、男女のニーズの違いに着目した内容。困難の感じ方、必要とする支援が人それぞれ異なる実態への理解を促した上で、男女の就寝場所やトイレ配置の注意点、母乳育児中の母子のための授乳室の設置などの情報を掲載した。
三橋館長は「男女共同参画の視点に立ったガイドブックは、これまで市内になかった。市が今年4月に公表した『避難所運営マニュアル〜地震災害対策編〜』と併せて活用してほしい」と呼び掛けている。
発行した冊子はすくらむ21で受け取ることができる(先着順)。またウェブサイト(www.scrum21.or.jp)でも公開。問い合わせは同センター(【電話】044・813・0808)へ。
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4月26日
4月19日