生活の様々な学びを長年地域で続けている住民団体「蔵敷生活学校」。これまでの活動をまとめた『蔵敷生活学校40年のあゆみ』を昨年10月に発刊した。これを受け、長寿団体として活動の発信や市民参加の呼びかけに取り組んでいる。
公害などが騒がれ始めた1973年、安心した子育てをするために生活の問題を皆で勉強しようと蔵敷近辺の母親約20人が集まり結成。子育てや食品添加物、高齢化社会など幅広いテーマを学習し、安全な食品の共同購入や地域施設づくり、介護施設への食事提供など実践に移していった。
活動の中心となっているのは基礎講座と興味別のグループ活動。基礎講座では毎年問題点を探し、講師を呼んで学ぶ体制を続けている。基礎講座の講演会は地域に開かれ、誰でも参加できるようになっている。結成時からのメンバーで現代表の黒田美智子さんは「地域の皆様にも気軽に参加してもらいたい」と話した。
なお、40周年記念冊子は宮前市民館菅生分館で閲覧、貸出可能。
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