区内宮前平周辺の商店や施設に木材でできた揃いのツリーが配られ、思い思いの装飾が街ゆく人の目を楽しませている。
「キトマチ」と名付けられた同企画は廃材を使って作られたツリーを地元商店や施設に無料で配布し、地域の繋がりづくりのきっかけにしようと始動した。発案者は宮前平で花屋を営む加藤智之さんと高津区久本の株式会社エヌアセットの松田志暢さん。互いの地域で商店同士の繋がりが少ないことを共通課題としていた2人は、木材を扱う松田さんの実家・北海道の道南杉の廃材を利用した同企画を考えた。ツリーを作る機材を提供する中原区下新城の中原工房も企画に加わり、3つの地域で実施している。
宮前区では子ども新聞クラブ「じもたんkids」の子どもたちが協力し、商店のほか、区役所や消防署、郵便局、保育園など計18カ所にツリーを配布。各所で自由に装飾されたツリーが飾られ、その様子はキトマチのFacebookページで随時紹介されている。
11月末には企画趣旨を伝えに野本紀子区長を訪問。加藤さんは「まず今回は横の繋がりをつくり、来年以降、”街ゆく人”を巻き込んだ企画に発展させていきたい」とコメント。ツリーを手にした野本区長は「形として地域の繋がりが見えるのは嬉しい」と話した。
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