宮前区で活動する「富士見台ウルフ少年野球クラブ」(後藤哲治代表)が、県予選を勝ち抜き、7日(日)に開幕する小学生の甲子園と言われる高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会に初出場する。創部36年の悲願達成に続き、全国での活躍が期待される。
高円宮賜杯大会は、全国から予選を勝ち抜いた強豪が集まる国内最大規模の学童軟式野球大会で、真の日本一を決める大会として知られている。今大会も51チームが集結した(47都道府県代表で東京・北海道は2チーム・開催地枠1チーム・前年度優勝チーム)。
神奈川県大会には全国屈指の793チームが参加。「富士見台ウルフ」は、他の大会では優勝経験があるものの、毎年この大会では予選の厚い壁に阻まれ苦杯をなめていた。しかし、今年は攻守ともにレベルの高い野球を見せ、強豪との決勝にも快勝。創部36年にして念願のこの大会の全国切符を手に入れた。
同チームは、富士見台小、土橋小児童を中心に、富士見台小や宮崎第四公園で活動。創部36年の内、35年指導を続けている小笠原春夫監督の「野球と勉強両方に真剣に取り組み、勝ち負けの意味を含め、人間として成長する」という信念の下、練習に励んでいる。
初の全国を前に主将の小笠原大燿くんは「チーム一丸となって一戦一戦全力で戦います」と、決意表明。
また、小笠原監督は「神奈川県代表として誇れる成績を残せるように頑張りたいと思います」と語り、後藤代表も「全国の強豪と競い合うチャンスを得た誇りを胸に、チャレンジしてほしい」と話していた。
同チームは先月24日に市内で関係者が集まり「壮行会」を実施。また、31日には大会スポンサーでもあるマクドナルドの246鷺沼店で「団結式」を行った。
全国大会は、8月7日(日)午前11時から神宮球場で開会式を行い、翌8日(月)から13日(土)までトーナメント形式で、都内各球場で熱戦が展開される。
「富士見台ウルフ」は2回戦からで、初戦は9日(火)に神宮球場で、高知県代表対宮城県代表の勝者と対戦する(午後3時開始予定)。
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