鷺沼駅前再開発に伴い、宮前区役所、市民館・図書館を現地の宮前平から鷺沼駅前に移転する基本方針案を発表した川崎市は、9日と10日に市民説明会を開いた。区内3会場で計440人の市民が参加。区役所会場には定員150人に対し、250人が訪れた。
市職員が30分ほど基本方針案の中身について説明し、その後質疑応答を90分実施した。
会場からは市の方針や進め方に対し厳しい意見が大半を占めた。「移転について、なぜ住民アンケートで賛成か反対か調べないのか」「宮前区全体を良くしていくには、跡地の活用も一体的に考える必要があるのでは」「なぜ民間のスケジュールが優先なのか」「ワークショップ参加者だが、意見はどこに反映されたのか」「市民館、図書館の跡地は移転後3年間放置されるのか」「再開発で何階建てのビルが建つのか」「地質が不安だ」「パブコメ後、方針が変わることはあるのか」「10年にわたるプロジェクトなので庁内に専用の部署を設けるべき」など。
市民文化局コミュニティ推進部の阿部浩二部長は「民間の再開発をどう公共としてとらえ、形にしていくか、限られた時間でスピード感をもってやってきた。精いっぱい対話してきた。引き続き区民と話をして進めていきたい」と理解を求めた。
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