川崎市は先月4日、一般会計が過去最大の7591億円となる2019年度予算案を発表した。宮前区の予算は9億2507万2千円で、対前年度比4196万6千円増(+4・8%)となっているが、昨年に続き新規事業はゼロだった。
2019年度の当初予算案で宮前区が重点を置いたのは、公園の利活用の推進。「地域活動の担い手・ネットワーク・場づくりの推進」の項目で、前年度比77万1千円増の1352万8千円の予算を計上。老朽化した77カ所の公園の園名板を約10年かけて計画的に更新していく。
また、「心がつながり、互いに支え合う地域の輪づくりの推進」は前年度比5万5千円の増。地元障害者施設や作業所の利用者らが歌声を披露する「しあわせを呼ぶコンサート」が20回を迎えるにあたり、記念コンサートを開く。障害者の自立支援、社会参画の拡大を目指す。
一方、「多彩な地域資源を生かしたまちづくりの推進」の項目では、昨年20周年の「響け!みやまえ太鼓ミーティング」があったため、101万4千円の減。「地域における、切れ目ない子ども・子育て支援の推進」の項目は昨年重点がおかれた子育てガイド「とことこ」の全面改訂の完了にともない、253万3千円の減となった。
大幅に増額となったのは「道路の維持補修」。舗装が必要な尻手黒川線の区画が前年度より広いため、1180万5千円の増額となった。
宮前区役所総務課の担当者は「既存の取組をしっかり継続し、安全安心のまちづくりを進めていく」と話した。
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