水難事故で命を落とす人を減らしたい-。
宮前区内に2つのプールを構えるサギヌマスイミングクラブ(株式会社エスアンドエフ=小倉謙代表取締役社長)は4月22日、ベトナム・ハノイの「日本国際学校」で、水泳の授業を行った。
同社によると、ベトナムでは溺水で命を落とす子ども(0〜14歳)の数が年間2500人と日本の25倍となっており、1日に4人が溺死すると言われている。日本の小学校にはプールがあり水泳の授業があるが、ベトナムにはプールのある小学校がほとんどないという。
「命を落とす子どもを減らすため、ベトナムで水泳を広めたい」との思いで、今回の水泳授業を実現させた。日本からコーチを派遣し、同校に通う小学1年生の児童約30人を対象に1時間ほど泳ぎを教えた。
コーチとして参加した鮎澤貴孝さんは「水の楽しさ」を伝えることを重視して指導にあたったという。「子どもたちに水泳を楽しんでもらうことを大事にしました。これまでの水泳指導の経験があるからこそ楽しんでもらえる水泳授業ができたのでは」と話す。
同社は今後も引き続きベトナムで水泳授業を行う予定だという。
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