宮前消防署(砥石勝美署長)は5月23日、日本体育大学3年の古正凪沙(ふるしょうなぎさ)さん(20)=土橋在住=が心肺停止した男性に胸骨圧迫を実施し救命したとして感謝状を贈呈した。
古正さんは大学から帰宅途中の4月2日の午後5時25分頃、宮前平駅前に駐車していたワンボックスカーの中で心肺停止した夫に、妻が心肺蘇生を行っている姿を発見。一度、様子を見るために通り過ぎたが、戻って妻に代わって心肺蘇生の措置を行ったという。
「車の助手席を倒した状態での心臓マッサージはイレギュラーな状態で不安や緊張はあったが、やるしかないと思った」と話す。男性は後遺症もなく快方に向かっているという。砥石署長は「非常にしっかりした技術と聞いている」と話した。
古正さんは白幡台小学校、犬蔵中学校卒。現在は同大学保健医療学部救急医療学科に通う。中学生の時に父をガンで亡くし、将来は人を救う仕事に就きたいと、同学部に進んだ。救命士や消防士を視野に入れ励んでいる。「今回の救命が自信になった。勇気を出して良かった。これからも頑張りたい」と話した。
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