野川神明社の夏の祭典「天王祭」が12日に執り行われた。氏子をはじめ神社関係者らが社殿に集い、厳かな雰囲気の中で儀式が進められた。
天王祭は悪疫よけの神とされる牛頭天王(ごずてんのう)を祀る祭典。疫病や害虫、諸災消除を願う。陰暦の6月15日を中心に行われている。
現在、境内整備事業が進められている野川神明社。創建年代は不詳だが、縄文時代から定住が進んでいた土地であるため、古くからの創始が考えられている。江戸期には韋駄天社と称していたが、明治期に神明社として野川の総鎮守となった。
全国でも珍しい韋駄天尊神を主祭神としていることから、アスリートも多く参拝に訪れるという。
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