向丘中学校男子バレー部(渡部英夫監督)=写真=が8月、関東大会でベスト8入りし、2年連続で全国大会決勝トーナメントに出場した。
神奈川県大会で優勝し関東大会出場権を得た同部。初戦・大森第二中(東京)2回戦・熊谷東中(埼玉)とも第1セットを先取されてしまう。しかし暑い体育館での試合を見越して、走り込みなど体力づくりに徹し挑んだ向丘中は後半に巻き返し逆転勝利をおさめた。エースの大兼琉之介主将(3年)は「3年の意地に、後輩たちがついてきてくれた。気持ちでの勝利」と振り返る。
準々決勝ではサレジオ中(東京)と対戦し敗戦したが、全国への切符を手にした。なおサレジオは全国大会でベスト4の結果を残している。
悔しさバネに有終の美を
全国大会は和歌山県で8月17日から20日にかけて開催された。初戦となる予選は北海道2位の豊富中と対戦。ライト・野口真幸(まさき)さん(3年)やレフト・高橋圭磨さん(2年)、1年生ながら「ほぼ100%拾う」と監督からも絶大な信頼を得るリベロ・沼倉正真(しょうま)さんなど、「言う事なしのコンビバレー」でストレート勝ちした。
決勝トーナメント初戦は北信越2位の光野中(石川)。練習試合で何度も勝っている相手だったが、接戦となりミスから崩れて敗戦した。渡部監督は「負けた悔しさを忘れるな。きっとこの先の人生でも役に立つ」と選手に声を掛けた。
なお川崎市内のバレー部の引退は9月の大会が最後となる。市内大会で毎回接戦を繰り広げてきたライバル・西中原中との対戦を控える。「勝って有終の美を」と練習に汗を流している。
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