「次の方どうぞー。今日はどうされました?」11月9日に地域子育て支援センターすがおなどで行われた「すがお手つなぎまつり」での一コマ。菅生分館では、「フレンドおもちゃ病院」が”開院”されていた。
「菅生おもちゃドクターの会」(末松俊造代表/10人)は2015年に設立された。日本おもちゃ病院協会の講座の受講者や、ベテランおもちゃドクターに師事した人などさまざまなおもちゃドクターがいる。電子部品の研究開発に携わる人や元教員、事務職、学生など10代から70代の市民が、ボランティアで”診察”にあたっている。
モノを大事にしてほしい
「子どもの『なぜ・どうして』を大切にしたい」との思いから、対面で治療にあたる。時には子どもと一緒にドライバーを回すこともあるそう。面前で直せないものは”入院”。おもちゃドクターが家に持ち帰って修理する。1回の開院で対応するのは15から20件ほど。
今まで約1000のおもちゃを”治療”してきた。「壊れたら買い替えるのが主流だけれど、愛着のあるものは子どもにとってとても大事。モノを大事にする気持ちを大切にしてほしい」と末松代表。単純にモノをいじる事、直す事が好きだが、おもちゃドクターらは口々に「原動力は直った時の子どもの笑顔」だと答えた。
おもちゃ病院は偶数月の第4日曜日は宮前市民館(【電話】044・888・3911)、奇数月の第2日曜日に菅生分館(【電話】︎044・977・4781)で開催している。
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