野川神明社の夏の祭典「天王祭」が7月12日に執り行われた。関係者らが社殿に集い、厳かな雰囲気の中で儀式が進められた。
天王祭は悪疫除けの神とされる牛頭天王(ごずてんのう)を祀る祭典。疫病や害虫、諸災消除を願う。陰暦の6月15日を中心に全国的に行われている。
宮司の石川正人さんは「天王祭は疫病をはらうという意味でも今年は特に大きな意味をもつ祭典となった。新型コロナウイルスの収束、地域住民の健康を合わせて祈願した」と話した。
同神社は創建年代は不詳だが、縄文時代から定住が進んでいた土地であるため、古くからの創始が考えられている。江戸期には韋駄天社と称していたが、明治期に野川神明社として野川の総鎮守となった。全国でも珍しい韋駄天尊神を主祭神とし、アスリートも多く参拝に訪れる。
宮前区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|