丹精込めて育てた農産物を届けて医療従事者を応援しようと、セレサ川崎農業協同組合(原修一組合長)と川崎市は8月18日、市立多摩病院(長島悟郎病院長)に川崎特産の多摩川梨295個とブドウ18房を寄贈した。
即売会中止で
寄贈したのは、8月17日にJAセレサ川崎本店(宮前区)で開かれた品評会の出品物。例年行われている一般向けの即売会が新型コロナウイルス感染防止のため中止に。そこで、市内で最もナシの生産が盛んな多摩区の医療機関に旬の果物を寄贈することになった。
寄贈式で原組合長は「過酷な環境の中で頑張っている皆さんに市内のおいしい果物で元気になってもらいたい」と話した。ナシを受け取った長島病院長は「こうした形で御支援をいただき大変励みになる」と感謝を伝えた。
白井さんが最優秀
品評会では、神奈川県と市、JAセレサ川崎の代表者が形や色、糖度を審査。ナシ69点(1点5個)とブドウ6点(1点3房)の中から、白井正寿さん(多摩区)の「幸水」が最優秀である県知事賞、田代博資さん(多摩区)のブドウが市農業委員会会長賞に選ばれた。8月31日には「豊水」を主とした後期の品評会を開催。こちらも一般観覧、即売会は行わず医療従事者への寄贈を予定している。
宮前区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|