第4地区民生委員児童委員連絡協議会の元会長・老門聰子さん(享年81)は、10年前から地域の人に楽しんでもらおうと祝い箸=写真=を制作。高齢者・児童・障がい者の福祉に関わる活動を行う民生委員の活動のかたわら、善意で制作した500膳を年末の会食会で来場者にプレゼントしていた。
今年の会食会は中止になったが、祝い箸の準備は例年通り3月から進めていた。老門さんは9月に体調を崩しながらも、病床で制作を続けた。大みそかに他界するまで「安否確認のきっかけになるから」と民生委員と共に、担当していた地域の高齢者や災害時要援護者に配布。受け取った人からは「お正月に晴れやかな気持ちになれる」と感謝され、地域交流のきっかけとなっていた。同地区の現会長・山本良子さんは、制作を続けるかは未定としつつ「熱い思いは引き継いでいきたい」と語った。
宮前区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|