平中学校出身で国学院大学栃木高校(栃木県)に進学した武藤倖吉さん(3年)が、1月8日に閉幕した「第101回全国高校ラグビー大会」に出場。高校ラグビーの聖地「東大阪市花園ラグビー場」(大阪府)で躍動した。
同校は先月28日に開幕した同大会で、3回戦まで順調に勝ち上がると、準々決勝では長崎北陽台(長崎県)と対戦。先制した後、相手に追い上げを許す展開となるが、武藤さんは後半25分に相手を突き放すトライを決めた。続く準決勝も同大会を2連覇中の桐蔭学園(青葉区)を破るなど快進撃を見せ、同校初の準優勝を果たした。
武藤さんは向丘小、平中で学び、小学校5年の時に同級生に誘われラグビーを始めた。等々力(中原区)を拠点にする川崎市ラグビースクール(伊藤克実代表)では、声出しや全力プレーで積極的に盛り上げるムードメーカーとして、チームを牽引。伊藤代表は「出身選手の活躍はとても励みになる。よく頑張ってくれた」と健闘を喜ぶ。
その後、「泥臭く一生懸命取り組むスタイルが自分に合っていた」と国学院栃木高校に進学。同校は栃木県代表として、22大会連続27回の花園出場を誇り、日本一を目標に全国から選手が集まる強豪校だ。武藤さんの主なポジションは相手の守備をスピードやキレ、力強さで突破し、トライを目指す「ウイング」で、チームの目指す堅実な守備から攻撃する練習に取り組んだという。
武藤さんは「決勝進出は通過点。全国制覇を果たせず悔しいが、栃木県勢初の決勝メンバーに選ばれ光栄」と話した。
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