「公立から甲子園へ」の想いを込めた県立川崎北高等学校(小林和幸校長)の戦いは4回戦、県立茅ヶ崎北陵高校との戦いに0対1で敗れ、幕を閉じた。
北高の甲子園出場を賭けた神奈川大会。県立希望ヶ丘高校(11対1)、県立鶴見高等学校(9対0)、県立川崎工科高等学校(7対4)と3回戦まで順調に勝ち進んだ。
しかし、茅ヶ崎北陵高との戦いでは1回裏に北陵の池田投手が先制。その後は両校ともに好守備を貫き、1点を返せずに敗れた。
同校の前主将、荏原翔次郎さん(高3)は「悔しいけれど、自分たちを応援してくれたすべての方に感謝しています」と話し、後輩らには「来年こそは神奈川を制覇してほしい」と期待を寄せた。
同校野球部の指導を始めて2年目となる西野幸雄監督(54歳)は「今の気持ちをバネに来年を目指してほしい。負けない野球を極め、部員たちの心の育成を進めていく」と話した。
選手代表の白木慎吾さん(高2)は「先輩たちを超えるチームをつくる」と表情を引き締めた。