「NHKハート展」に入選 東有馬の松本幸治さん
障害者と健常者が理解しあい共に生きる社会の実現を目指し、様々なイベントや情報発信を行う「NHKハートプロジェクト」の一環として開かれた詩の展覧会第19回「NHKハート展」で、区内東有馬在住の松本幸治さん(47)が入選を果たした。今年は4085編の応募の中から50編が入選作品として選ばれた。
松本さんの作品は『床ずれ』で内容は/僕が生き生きする時ほど「ちょっと休んでね」と床ずれが言う/僕が急げば急ぐほど「危ないよ」と床ずれがまばたきをする/どうやら床ずれは/僕のことを案じているようだ/人生という世界を一緒に住んでいるんだね/あまり恨まないから/あまり案じないでね/お手柔らかに…/となっている。
障害を抱えて以来30年間付き合ってきた床ずれを、人生の付き人のように表現した。松本さんは「入選という形で認められて本当に嬉しい」と話していた。
なお同展は、障害者が日頃の想いを綴った詩に合わせ、ボランティアで参加した著名人やアーティストがイラストや写真を添える。松本さんの作品には、漫画『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリさんがイラストを添えた。入選作品は全国各地で行われる展示会の他、ハート展ホームページ(http://www.nhk.or.jp/heart-pj/art/heart/)などで見ることが出来る。
5月17日
5月10日