長期休暇明けに増える傾向があると言われる小中学生の不登校。市教委によると、2016年度の市内の不登校数は小学生が378人、中学生が1116人だった。
宮前区や高津区を中心に「学校外で学ぶ子どもたち」の居場所作りに取組む市民団体フューチャーデザイン(生駒知里代表=人物風土記)が昨年、「多様な学びプロジェクト」をスタートさせた。
学校に行けない子どもたちが家以外でも気軽に立ち寄れる場を作ろうとステッカーを作成。協力施設や店舗に掲示してもらうことで「子どもが立ち寄っても良い場所」という目印にする。現在は菅生こども文化センターやたつのこのはら保育園(宮前区)、子ども夢パーク、カフェイズミ(高津区)などが協力している。
ステッカーには鳥と止まり木がデザインされている。「不登校というとネガティブなイメージがあるが、止まり木を自由に選べる鳥のように子どもたちも自分の居場所を自由に選ぶことができる。そんなイメージに変えていきたい」と生駒代表。
同団体では協力施設・店舗を募集中(【メール】futuredesign15@gmail.com)。住民が先生となる「まちの先生」やオンライン授業等も実施している。
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