自転車タクシーがお目見え あす10日(土)、川崎銀座街のイベントで
環境に優しい「自転車タクシー」があす10日(土)、川崎銀座街(川崎区駅前本町)で開かれる音楽イベントにお目見えし、デモンストレーション走行する。「買い物弱者」とされる高齢者の移動手段としての役割が期待され地元商店街の消費促進に結び付けたい狙いがあり、同タクシーの普及を目指す関係者は「商店主に見てもらいたい」と語る。
自転車タクシーは川崎銀座街であす10日(土)、川崎区出身の歌手・坂本九さん生誕70周年にちなんだ音楽イベント(正午〜午後5時50分頃まで)にあわせ走行する。
デモンストレーションを行うのは、市民団体「持続可能な地域交通を考える会」。今秋、夢見ヶ崎動物公園や等々力緑地でのイベントにも参加し、自転車タクシーを広くPRした。
自転車タクシーは、渋滞緩和につながり、環境に優しい乗り物として全国的に普及しつつあり、近隣では立川市で運行されている。
時速はおよそ8Km。乗客は時に運転手と会話しながら地域を回遊し、街を再発見することができる。地元商店での消費促進に結び付けたいねらいもあり、特に「買い物弱者」とされる高齢者の移動支援としての役割に期待が寄せられている。 当日は、同商店街と近隣にある老人ホーム約200メートルを結び、朝から夕方まで施設の高齢者ら中心に乗せて実験的に複数回往復。状況によっては来場者も乗車できるという。「普段車が走っている車道を走る光景をご覧になっていただきたい。商業関係者には商店活性につながるか、採算に合うものか、厳しい目でみていただきたい」と、関係者のひとりは語る。
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10月4日