議会報告 大規模災害に備え、海上自衛隊との連携強化の重要性について 川崎市議会議員 本間 賢次郎
令和元年第5回定例会が12月18日に閉会致しました。この度の議会は、10月の台風からの復旧・復興に向けた補正予算をはじめとした重要議案の審議を行いました。私は、一般質問でライフワークである、災害対策、港湾振興、東海道川崎宿起立400年に向けた取り組みについて質問し、今号は災害対策としての海上自衛隊との連携について報告致します。
東扇島東公園は大規模災害が発生すると、基幹的広域防災拠点となり、国や他都市からの支援部隊、緊急支援物資が集まる見通しです。さらに、港湾エリアという特徴を活かし、船舶による人、物資の輸送も考えられ、岸壁には自衛艦の着岸も当然想定されています。東扇島では、定期的に関係機関との合同訓練を実施していますが、今回の質疑により、本市の危機管理室には港湾・船舶に精通した職員が在籍していないことが明らかになりました。東扇島東公園は、本市のみならず、他都市での大災害時にも大きな役割を持ちます。例えば、東海地方よりも西部の地域で大規模災害が発生し、東名高速道路等の陸路が遮断された場合には、海上輸送によって人、物資を被災地へ送ることが検討されます。その際は本市内に被害がなくとも、東扇島は海上輸送の重要な拠点となります。このようにあらゆる災害に速やかに対応すべく、海上自衛隊との関係性を訓練時のみならず日常的に深めることは、大規模災害に備える上で重要な取り組みです。本市の現体制では、陸上自衛隊OBの職員が国等の危機管理に関わる機関との連携において、経験を活かして取り組んでいますが、港内という独特な環境下で有事に対応するには専門知識等の取得は必要と考えます。そこで私は、市長に対して海上自衛隊との連携強化、信頼関係の深化による本市職員の船舶や港内等の知識の取得、対応力向上を求め、前向きな答弁を得ることができました。
今後も関係機関とのスムーズな連携体制の構築など、災害対策を充実させるための取り組みを続けて参ります。
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4月26日
4月19日